新しい映像ジャンルとして「ショートフィルム」を日本に紹介するため、1999年に東京・原宿で誕生した映画祭。 2004年からは、日本作品を含むアジア諸国の作品を紹介する「ショートショート フィルムフェスティバル アジア」を設立し、現在は「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(以下SSFF & ASIA)として、アジア最大級の国際短編映画祭へと成長しました。
同年、米国アカデミー賞公認映画祭に認定され、同映画祭のグランプリはアカデミー賞短編部門ノミネート選考対象になるという栄誉を受けています。 海外映画祭の幅広いネットワークをいかし、日本作品を海外へ向けて発信する活動や、国内外での映画祭開催も、積極的に行っています。
映画「スターウォーズ」のジョージ・ルーカス監督には、1999年の映画祭設立当初より本映画祭を応援頂いております。他にも、マーティン・スコセッシ監督や、香港のウォン・カーウァイ監督、ジョニー・トー監督、「ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラ監督、「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー監督など、毎年数多くの著名人から温かい応援メッセージを頂き、映画祭もより一層の盛り上がりを見せています。
また、これらの監督が、学生時代に制作した作品など、巨匠(マエストロ)の「最初の一歩」となったショートフィルムを「マエストロショート」と題して上映するなど、SSFF & ASIAは、世界で活躍している有名監督の貴重な作品も紹介しています。
2004年6月、米国アカデミー賞公認映画祭に認定されるという栄誉を受けました。 これにより、私共の映画祭でグランプリを獲得した映像作家の作品が、次年度のアカデミー賞短編部門のノミネート選考に入ることになり、日本からオスカー像を手にする若手が出現する可能性への、架け橋ができたのです!
アジア最大級の短編映画祭ナショナルツアーとして、市・町村単位で映画祭を開催、6月の東京開催上映後、人気プログラムをそのまま各地域でご鑑賞いただけます。世界から集まるショートフィルムと各地域の活性化を応援します。
【過去の実績】
- 1999-2005年:東京開催後、夏にナショナルツアーを各地で実施(那覇、宮古島、広島、大阪、名古屋、松本、川越、札幌)
- 2001-2002年:初のインターナショナルツアーにてシンガポール2年連続開催
- 2002-2003年:ハリウッドでのインターナショナルツアーが実現したLA開催
- 2003-2005年:インターナショナルツアーとしてミャンマーにて開催
- 2006年:5年間にわたるナショナルツアー札幌開催による地域活性が成功し、「札幌ショートフェスト」として独立
- 2006年:メキシコ・シティーにおいて現地の国際交流基金の支援を受け、インターナショナルツアー「SSFF in メキシコ」を実施。
現地、メキシコ文化機関と連携し、日本やアジアのショートフィルムプログラムを上映- 2006-2008年:ナショナルツアー那須開催、札幌開催に続き実績が評価され独立
- 2008年:横浜みなとみらいに設立された、日本初の映画祭と連動したショートフィルム専門映画館 「ブリリア ショートショート シアター」、以来同時開催としてナショナルツアーを実施
- 2009-2013年:アジア(韓国、台湾、マレーシア、フィリピン)、中東(カタール)など各国で日本をはじめとするショートフィルムを上映
- 2014‐2015年: 海外/マレーシア、メキシコにて開催 国内/大阪ナレッジキャピタル、ユナイテッドシネマ(豊洲・豊橋18・福岡)など全国各都市で映画祭を開催、ジャパンショートを上映
2004年には石原慎太郎 元東京都知事の発案により、アジア発の新しい映像文化の発信、若手監督の育成目的からショートショート フィルムフェスティバル アジアが立ち上がりました。それに加え、今後は映画祭を通じて、世界へ「東京」をPRする活動も行います。
いばらきショートフィルム大賞は、映像から生まれる茨城の魅力(風景、文化、食等)を国内外に発信し、観光誘客の促進を図るスクリーンツーリズムを促進するため2014年からスタートしました。過去2回の実施で、140本以上の作品が集まり、映画祭ではノミネート作品の上映と大賞の発表を行っています。また、国内外の映画祭のほか、都道府県の図書館等の各種施設や、いばキラTV等での上映と配信を予定しています。
2010年より、観光庁とともに「旅シヨーット! プロジェクト」という新たなプロジェクトを設立。「旅」をテーマにショートフィルムを全国から公募し、映画祭で上映。2012年には、同部門を基盤とした「観光映像大賞」という新たなプロジェクトを発足し、各都道府県、市町村、地方自治体で制作されている観光プロモーション映像・ビデオ作品を一般公募。以降、映像を通した観光振興を目的としたコンペティションを独自に展開しています。
2008年、環境省と「ストップ!温暖化」部門を設立。地球温暖化防止をテーマとした作品を全世界より集めて紹介して参りました。2013年からは、部門名を「地球を救え!」へと変更し、引き続き映像の力で届ける環境のメッセージを発信します。
経済産業省と連携し、世界各国から「自然の叡智」をテーマとした作品を募集。2773作品が89ヶ国から集まり、2005年名古屋で開催した「愛・地球博」の中で、「Short Shorts Film Festival EXPO 2005」を約半年開催。
農林水産省委託事業として、日本食・食文化の魅力を発信する特別ショートフィルム『しゃぶしゃぶスピリット』を製作し、5作品のショートフィルムをセレクトした和食プログラムとともに特設サイトにて世界に向けて配信。『しゃぶしゃぶスピリット』は、2015年5月からイタリア・ミラノで開催の「2015年ミラノ国際博覧会」でも上映されました。
SSFF & ASIAは、毎年多くの大使館のご支援により、各国の若手映像作家の日本への招聘、特別プログラムの共催、ウエルカムパーティの実施など、映像文化を通じた国際交流の場を提供しています。